*設定考察 [#Se7abSs]
ここではBloodborne世界の設定について考察していきます。
#contents

**キーワード [#DZeKcS6]
-獣の病
-bloodborne
-ヤーナム
-リゲイン
-血

**「Bloodborne」の意味 [#vBeZ9uN]
「Bloodborne」という名前は、「Demon's Souls」、「Dark Souls」とこれまでのソウルシリーズのタイトルと比べて意味が分かりにくい。
ここでは「Bloodborne」の意味とそれが物語にどう関係しているのかを考える。

***血液感染 [#o7DTmal]
「Bloodborne」を直訳すると[[血液由来>http://ejje.weblio.jp/content/bloodborne]]である。しかしこれだけではこの作品とどんな関係があるのか見えづらく分かりにくい。
このままでは解決できそうもないので、趣向を変えてエボラ出血熱の[[記事>http://it.2chblog.jp/archives/1008149063.html]]を読んだ。エボラについてまとめると以下のようになる
>エボラ出血熱は2014年6月頃から西アフリカで大流行したウィルス性感染症出血熱の一つである。同年8月にWHOの防疫専門家が飛沫感染予防策を施していたにも関わらずエボラ出血熱に感染した。

この記事を読んで感染予防に関する[[サイト>http://www.mass.edu/mcncps/orientation/m2Transmission.asp]]を読むと「Airborne Precautions」というどこか聞き覚えのある単語を発見した。「Airborne Precautions」を直訳すると[[空気予防策>http://ejje.weblio.jp/content/airborne+precaution]]となる。少し意訳になるが、これには空気感染の予防策という意味がある。
これに当てはめるなら「Bloodborne」は&color(#F30){血液感染};を意味することになる。
~
***血液媒介病原菌 [#j262KrF]
さらにBloodborneについて調べたところ、「Blood-borne pathogen」という言葉を発見した。
この意味は[[血液媒介病原菌>http://ejje.weblio.jp/content/Blood-Borne+Pathogen]]とある。
このことからもbloodboneが血液と感染のストーリーを匂わせていることが伺える。
さらにこの病原菌とは細菌由来の病原菌を指している。
19世紀というと感染症の原因がウィルス性の細菌によるものであると発見された時代であるが、これについてはまた後日まとめることにする。
細菌の発見が19世紀というのもBloodborneの時代設定であるビクトリア時代と関連していることが分かる。
~
***血から生まれた [#vPzRfxZ]
上述した考察は、我々にはあまり聞き慣れないBloodborneという言葉の意味とゲームのストーリーを探す上であれこれ考えて述べたものである。
しかし単純に単語毎に見るとBlood=[[血>http://ejje.weblio.jp/content/blood]]、Borne=[[生まれた>http://ejje.weblio.jp/content/borne]]と考えることもできる。
血から生まれたモンスターという意味もあるかもしれない。
宮崎氏はインタビューで「タイトルの意味を考えるのも楽しみの一つです。」と語っているため、複数の意味を込めて考えられたのだろう。
~
***点滴に血液注入 [#AhovyaU]
//&ref(./点滴に血液.jpg,70%,center,nowrap);
&ref(http://38.media.tumblr.com/d09a5cbd2dcf08955d70492a0e2f4bcc/tumblr_n6xnh054W61t6xtc8o4_250.gif,390x190);


デビュートレーラーに見られるこの場面では、点滴の中に血液が流し込まれていることが分かる。
当たり前だが、通常の点滴の中に血は入れない。
しかしこれがトレーラーの最初に出てくるということはストーリーに関係があると見るのが自然だろう。
そこで上記のBloodborneの意味を交えると、医療教会が人体実験をするために、患者の点滴に汚染された血液を注入して獣の病に感染させているのではないかと推測できる。
やはり獣の病の黒幕は医療教会なのだろうか。
~
***ヘルス回復と血 [#u0ZQGgc]
[[回復薬]]にも書いたように、今作の回復アイテムは「Blood vial」と呼ばれる血瓶である。
主人公はこれを体に打つことで幾らかのヘルスを回復している。
通常の人間であれば血を体に掛けたり飲んだり、あるいは体内に打ったりしたところで体力が回復することは無い。
主人公がこれを可能とするからには何か常人ならざる事情があるのだろう。
そこで考えられるのは、本作の重要キーワードである「獣の病」である。
[[イントロダクション>Bloodborneの世界]]では主人公も「獣の病」を患っている一人とある。
もしかしたら獣の病に感染した者は、血によって回復する能力が備わるのかもしれない。
そうなると獣達が人を襲うのは血を求めているからで、さながらどこかのバイオハザードを彷彿とさせる。


Bloodborneでは死闘感を演出するために、主人公が敵を攻撃すると返り血を浴びる。
もしかしたら血を浴びることでも回復したり獣に近づいたりといったように、
血と獣とは深く関係しているのかもしれない。
~
**「ヤーナム」の意味 [#dGogd9G]
物語の中心となる古都「ヤーナム」この意味について[[面白い記事>http://fextralife.com/bloodborne-mini-lore-meaning-of-yharnam-video/]]があったので、その訳を中心に書く。
ヤーナムの綴りは「Yharnam」となる。
これを「Yharn」と「am」に分ける。
Yharnを音を変えずに少し変形してYearnとすると、スコットランドのゲール語で「憧れ」、「長い間」という意味になる。
amを大文字にするとAMとなり、これは「季節」、「時代」という意味になる。
2つをつなげると「&color(red){憧れの時代};」となる。
これが何を意味するのかは不明だが、多少ヤーナムについて理解が進むのではないかと期待できる。
ちなみにYharnamに似てる言葉で「Harnam」がある。
これはヒンドゥー語で「神の名前を愛している者の1人」という意味になるらしい。
~
**巨大クモ [#NRd0BjH]
&ref(./巨大クモ.jpg,70%,center,nowrap);


試遊版において確認された超巨大なクモ。
建物をゆうに超える巨体から果たしてクモなのかどうなのかも分からない。
ただそのおぞましさはどう見ても昆虫のそれである。
これがボスなのか敵なのか、はたまたただの抜け殻であるのか。
なぜ建物に抱きついて静止しているのか。
疑問が多く残る。
~
**人食いの大鷲トリコがいる? [#wtSzFPn]
&ref(./大鷲トリコ1.jpg,80%,center,nowrap);&ref(./大鷲トリコ2.jpg,100&,center,nowrap);


TGS2014トレーラーの中に人食いの大鷲トリコがいるとの情報が海外フォーラムで議論された。
確かにどうみてもトリコなのだが、なぜブラッドボーンに登場しているのかは定かではない。
ストーリーに関わる重要な意味はないと思われるため、友情出演なのではないかと考えられる。